世の中には科学で解決できない不思議な現象が存在する。
人を呪うのはどの時代でもある。
呪われて事故死したり殺されても報道されないので、呪いの効果は分からない。


呪った人だけが真相を知るが人に話すことはない。
実際にはどうなんだろう…


亭主が愛人と駆け落ちして悔しくて呪いを掛けた人がいる。
子供が小学生4年生(連れ子)と生後7ヵ月の二人。


家の権利書、実印、銀行の預金すべてをもって愛人と逃げた。
残された家族は警察に失踪届を出したが、警察が探してくれるわけではない。
結婚して10年で些細なことでケンカが絶えなかったそうだ。


家出する前日に「置手紙と離婚届け」が机にあったそうだ。
それには、「連れ子や家族を養うことは拒絶する、二度と家には帰らない」と書かれていた。


これで女房は怒りに燃えた


呪いの願掛けをして「御札」が届いてから15日目に東名高速で愛人と亭主は事故死。
これは「たまたまとか偶然」 にしても結果は出たことになる。


事故を知ったのは、願掛けに旦那の名前と生年月日を聞くので報道されて分かった。
願掛けが成功しても依頼者からは何も便りがないので、その後のことは分からない。


今の世の中は悪人ばかりで善人は生きていくには難しい世の中になった。
報復として呪いは随一の武器になるだろう。


呪いは大昔からある。
日本に古来伝わる呪術の一種に「丑の刻参り」(うしのこくまいり)がある。
これは丑の刻(俗に午前1時から午前3時ごろ)、神社の御神木に向かい、憎い相手に見立てた藁人形を釘で打ち込み、相手を呪うというもの。

その姿は妖怪絵で有名な鳥山石燕の描いた『今昔画図続百鬼』にも収録されている。

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そんな「丑の刻参り」だが、実は昭和時代には何度か「本物の事件」として報じられたことがある。今回はそんな「丑の刻参り」の怪事件をご紹介しよう。

1933年(昭和8年)2月17日の読売新聞に掲載された記事である。
「門に呪ひの人形 五寸釘で打ち込む」という見出しで戦前に発生した怪奇事件を報じている。

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記事によると、2月16日、東京都豊島区に住むTという人物が検挙された。
Tは実兄が住んでいる家の門に、人間の姿を描いた板を打ち込み、さらに自宅のポストに日本刀の絵の描いたハガキを送りつけた疑いが持たれている。

Tが打ち付けた人間が描かれた板には首、胸部などの急所に五寸釘を打ち込んだ跡があり、またハガキには日本刀のほか「今月中に○○せん。窓に注意せよ(原文ママ)」と書かれており、彼らに強い恨みがあり「呪い殺そう」としたものとして調べているという。

弟はいったい何故、血の分けあった実の兄を呪いにかけようとしたのか……。

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恐怖の「丑の刻参り」

呪いをかけられた兄は、事件当時は陸軍所属の軍人で、軍人と同時に副業として親から受け継いだ不動産100件余りを豊島区内に所持し人に貸していた。しかし軍人の仕事が忙しく管理が出来なくなったことから、兄は陸軍を除隊し当時無職だった弟を不動産の管理人として任命し80件余りを管理させていた。
最初は順調な弟の管理人業だったが、数年後、家賃を横取りするなどの不正が判明。兄が叱りつけ更生を試みたが、弟は依然として改めることをせず兄弟の仲を絶交してしまったという。


以来、弟は管理人業を解任されてしまったことに腹を立て、兄を恨みだし、兄のいる陸運省に事実無根の出鱈目な投書を提出し信用を著しく下げようとしたが、兄がまったく応えないため、兄を「呪い殺す」ことを決意したという。


弟は元々、呪いの知識があったのか、丑の刻(午前2時)に兄の家に出向き、写真の通りの人間(妙に頭が四角いのが気になるが…)の絵の描かれた板を用意。弟の自宅の門に5寸釘を打ち込み、日本刀の絵が描かれたハガキを投函した。 しかし、この嫌がらせ行為がバレないはずもなく兄は弟の仕業と確信。すぐに検挙されてしまっている。


現代も続く「丑の刻参り」
このように「呪い」にまつわる事件は戦前の大手新聞にも記録されているだが、この「呪い人形事件」から約45年後の昭和53年(1978年)、またしても「呪い」の二文字が新聞紙面を飾ったことがある。時代が進んだ分だけ内容も強烈である。

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青森県弘前市にて32歳の女性が約2年半に渡り、呪いの手紙を200通、無言電話3500回、五寸釘を打った呪いのわら人形を玄関先へ吊るすという嫌がらせをやってのけ脅しの容疑で逮捕されたのだ。


女性は付き合っていた恋人が別の女性と結婚したことに腹を立て、興信所で住所・電話番号を調べあげ嫌がらせ行為に及んだという。

このように江戸時代、戦前、戦後と時代が変わっても呪いの形というのは変わらない。
護符も同じで呪う相手の体調を崩すことになる。
自殺に追い込まれたりすることも多い。

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